訓練プログラム一覧

血液感染性病原体

各種医療施設や介護施設の従業員や職場で救助活動にあたる方達のための感染予防と対策を学びます。アメリカではOSHA(労働安全保健局)が定めた労働者の訓練規定を満たしているので、職場の労働研修プログラムとして活用されています。

受講生ガイド

受講者は各自、受講生ガイドを1冊ずつ所有して受講し、後の参照用として持ち帰ることができます。
  • A4版
  • 全編19ページ

受講者教材セット

壁掛け用認定証書

コースを満足に修了すると修了証書がその場で発行されます。
  • 追加費用はかかりません
  • 有効期限は2年間

企業/組織内認定証書

オプションで施設、組織内に複数の職員が訓練を受けたことを表示する「修了証書」も発行することができます。

血液感染性病原体講習の概要

受講対象
  • 病院、歯科医院、検査・研究室などで働く人々
  • 救急隊員、消防士、警察官
  • 職場の応急手当プロバイダー
  • 職務上、感染の危険に直面する可能性が高い人々
講習の条件
  • 指導員1名に対して受講者最大24名まで
インストラクター使用教材
  • 講習用DVD
  • インストラクター・マニュアル
受講者使用教材
  • 受講生ガイド
  • 実習用品セット(保護用手袋、レサコ、ジップロックバッグ、バイオハザードバッグ、バイオハザードシール、シールド付きサージカルマスクなど)
コース内容 インストラクターは米国の労働安全衛生局(OSHA)が公開している、血液感染予防手順に関する奨励事項文書「29CFR1910.1030」に基づいた血液感染性病原体の管理、接触予防、および接触後の対処法について視聴覚教材を参照しながらご紹介いたします。
所要時間 2~3時間

コースで提供される講習内容

  • OSHA血液感染性病原体基準
  • 特定の血液感染性病原体 - B型肝炎
  • 特定の血液感染性病原体 - C型肝炎
  • 特定の血液感染性病原体 - ヒト免疫不全ウィルス(HIV)
  • 血液感染性病原体の伝播(伝染)
  • 雇用者側の曝露抑止計画
  • 曝露の可能性を認識する
  • 職務上のリスクのコントロール方法
  • 個人用感染予防具を使う
  • B型肝炎の予防接種
  • 曝露が発生したら
  • 汚染物の管理
  • 職場の危険の周知伝達

受講者からのコメント

2014年8月受講
親しい人や子どもと関わる際に、あまり血液について考えずに接していたため怪我をした人に対応する時には、しっかり感染を防ぐ事が重要だと感じました。また、「バイオハザードマーク」が日本にあり、物によって色があるということを初めて知ることができました。今回学んだ事を今後に活かしていきたいと感じました。
2014年8月受講
病原体は目に見えないものだということもあり、なかなか身近な物として考えたことがありませんでした。今回の講習を受け、感染の割合やリスクなどを具体的に知ることができて良かったです。日本ではまだ感染症についての講習などが一般化されていないということで、社会全体が知識を持って向き合う必要があるのではないかと思いました。ありがとうございました。
2014年8月受講
詳しく且つ分かりやすいビデオや説明で、血液感染について知ることができました。今まであまり気にしていなかったことでも、感染のリスクがあるものもあり、これからは気をつけようと思いました。手袋をはめる時に、ちょっとした工夫があるだけで子どもの緊張も減るので、そのような工夫をしながら感染を防ぐようにしていきたいです。
2014年8月受講
血液による感染の危険性について知識を深めることができました。病原体の危険だけではなく、感染しないためにはどのような対応が望ましいか、また、対応後の処理の仕方まで知ることで、その場だけの対応だけでは不十分なこともあるという事を知りました。
2013年9月受講
野外活動中の怪我などの場合には、バリアの使用等意識していましたが、施設運営の場面においては、特にベッドメイキングや体調不良や怪我でフロントにくる利用者対応などで、意識を高くしたり、手順を変えたりする必要があると感じました。職員で話し合い、新しい対応策を作って行きたいと思います。ありがとうございました。
2013年9月受講
血液感染の危険性を実感することができました。日本では、血液感染予防の意識が少なかったことから、このコースで行うような対策があまり見られないという現状も理解しました。自分が保育の現場に出たときには、周りの人に少しでもこういった対処方法をがあることを伝え、理解が深まっていくとよいと思いました。
2010年10月受講、歯科医師
自分だけが知っていて、スタッフへの教育不足が反省点として、今後の取り組みを改善したいと思います。
2010年1月受講、団体職員
実際に日本では対策が遅れていると感じる。血液に触れる危険も多い職場でもあるので今回のコースは非常に役立った。
2010年1月受講、団体職員
出血等、血液に接する機会が多いので興味深い。実際の勤務で改善すべき点が多いことを感じた。
2009年11月受講、看護師
おもしろいです。ただ、アメリカと日本の違いを見せつけられるので非常にむなしく感じます。えーって、いっぱい思う。
2009年8月受講、ビルメンテナンス業
特殊清掃など、バイオハザードに関わる業務の拡大のために有益な情報を得ることができました。自分はもちろんのこと、 一緒に働く仲間の安全性を守るにはリスクを確実に理解したうえで、社内的なルールを再確認する必要があると思った。
2009年7月受講、看護師
私は看護師ですが、医療従事者でも知らなかった内容がたくさんありました。でも、 知っていなければいけない内容だと思います。まわりのナースやドクター等にもこんなものがあるよーと伝えていこうと思います。
2008年11月受講、看護師
職場は医療現場でありながら、感染のリスクについてまだまだ意識、知識、教育がされていないので、今日、学んだことを職場でしっかりと伝えたいと思う。
2008年2月受講、助産師
現在働いている診療所の意識は低いと思われることが多くあり、また、自分自身も知識が十分にあるとはいえない状況なので良い機会になりました。お産の場では羊水や血液に触れることが多いので気を付けていきたいと思います。 また、今後、青年海外協力隊で中米に赴任する予定で、その際の不安もあったので、訓練所でも他の隊員に伝達などできたらと思います。