MFAとは?
メディック・ファースト・エイド®(MFA)はどのようなプログラムでしょうか?
MFAはメディック・ファースト・エイド®の略称です。MFAは救急医療の先進国、アメリカで25年以上も前に誕生した一般市民レベルの応急救護の手当の訓練プログラムであり、そのソフト(ノウハウ)とハード(教材などの伝達媒体)は数年ごとに最新の医学的、そして教育学的情報を盛り込んでアップデートを続けています。
ビデオ教材とスキル練習のサンドイッチ方式で「見る、聞く、実行する、話す、感じる」という独特の成人教育手法を組み込んだ系統立てたアプローチ法を採用し、伝統的に膨大な時間をかけて別々に教えられていた救急法や蘇生法の両方を1つのコースに組み込んで、短時間で効果的に訓練できるように致しました。
教える内容も、ただ単に手当のテクニックを練習させるだけではありません。救助前の安全確認や感染予防から手当後の心のケアまで、傷病者だけではなく救助者の安全や心理的な側面までカバーしています。また、筆記試験を排除したストレスの低い学習環境を提供し、肯定的な指導方法で「積極的な救助者」を養成しています。また、できるだけリアルなシーンを提供するビデオは、受講者が実際の救急現場のケガや血液などに対する心の準備を整え、実際の救護の現場でも、受講者の実力が十分発揮できるように考えられています。
受講者からの典型的なコメントは、「分かりやすく整理されている」「親切な教え方」「マインドの部分までカバーしてあり、安心できる」「練習量が多いので自然に身に付く」「真面目なことを楽しみながら習得できる」「これからは積極的に救助の手をさしのべられる」「時間がとても短く感じられた」等々と、MFAプログラムの優秀性は受講者の高い評価によって裏打ちされています。
現在ではその画期的にして卓越した教育内容と有効性により、国連関連組織・世界安全機構(WSO)をはじめ、アメリカ沿岸警備隊(日本の海上保安庁にあたる)やカナダ・ロイヤル・ライフセービング協会、ガールスカウトUSA、DAN JAPAN(財団法人 日本海洋レジャー安全・振興協会)など、様々な公的機関や団体の多くから公認され、7カ国に設置された国際サービス・オフィスを通して世界中に普及しています。
自ら蘇生した経験を持つ代表が使命感をもって取り組んでいるMFA JAPANは、応急手当て教育の先進諸国の知恵と経験を日本に導入することで、社会全体への貢献と啓蒙を目指しています。住む国や人種は違っても健康上のトラブルの対処法は基本的に同じだからです。
医学的な情報は、医師や研究者(あるいはインストラクター)の個人的な意見ではなく、充分なデータをもとに討議され、全国的、国際的なコンセンサスを得たエビデンスベースのガイドラインに組み込まれている情報だけを使用しています。
メディックファーストエイド®訓練プログラムの主な情報源は:
- 2005 American Heart Association Guidelines for CPR and Emergency Cardiovascular Care; 2005;112(suppl IV),(2005年版米国心臓協会のCPRと緊急心臓血管手当てのガイドライン)
- 2005 International Consensus on Cardiopulmonary Resusciation and Emergency Cardiovascular Care Science with Treatment Recommendations, International Liaison
Committee on Resuscitation, Resuscitation, Nov./Dec. 2005, Vol.67, Nos.2-3.(ILCORの2005年版国際CoSTR)
- ASTM Standard F2171-02: Defining the Performance of First Aid Providers in Occupational Settings; 2002; ASTM International.
(米国材料試験協会の「職場の応急手当てプロバイダーのパフォーマンスの定義」)
- National Standard Curriculum for Bystander Care, 1992; National Highway Traffic Safety Administration, U.S. Dept. of Transportation.
(米国運輸省全米高速道路交通安全管理局が発行している「バイスタンダー・ケアの全国標準カリキュラム」)
- その他の全国的なトレーニングと手当てに関するガイドライン。 日本では、心肺蘇生法委員会(JRC)による「救急蘇生法の指針」。
メディック・ファーストエイド®の特徴
画期的な応急手当トレーニング
メディック・ファーストエイド®は企業や産業、一般市民のための応急手当てトレーニングの分野で世界規模で活動している、革新的なリーダーです。質の高さを追求し、次のような点で卓越したプログラム内容を提供しています。
実績ある訓練プロセス
MFAの訓練プログラムはストレスの低い、受講生志向の学習環境を提供するとして実証された「見る、聞く、実行する、話す、感じる」教育手法をブレンドしています。その独特のプログラムは自信とスキルを楽しみながら身に付けることができる独自の指導方法を用いています。
画期的な指導方法
受講生志向のアプローチ
メディック・ファーストエイド®はストレスの低い、受講者志向の学習環境を提供するユニークな指導デザインで有名です。様々に組み込まれた指導テクニックにより、ビデオのシナリオから、指導員のデモンストレーションから、提供される情報に基づく練習から、実際的な救助能力が培われます。この、「見る、聞く、実行する、話す、感じる」の独自のブレンドが、受講者の経験や教育レベル、そして各々が持つニーズにあわせて救助能力の幅を広げられる柔軟性と合体して、自信を持ってスムーズにスキルを実行できる救助者を育てます。
トレーニング・プログラムと教材
独特のインストラクション・デザインとその活用法が、MFAプログラムと教材の効果を高めています。臨場感のある職場のシーンのシナリオが収められたビデオ教材と修了後に手渡される修了カードが含まれた受講生教材セットが完備しています。
トレーニングプログラムと教材についての詳細はMFAの訓練プログラムをクリックして下さい。
質の確保
MFA JAPANにはQAプログラムが存在し、医学的、教育学的に健全なプログラムの提供と受講者の期待に応えられるよう、一環して質の確保を行っています。MFAにはビデオ教材、ファシリテータ−・ガイド、受講生キット、QA審査委員会等々、すぐれたシステムが存在し、そして何より30年以上もの間CPRとファーストエイドのニーズに応えてきた実績があります。
MFAは優れた構成により高い効果が実証された印刷教材とビデオ教材、実習キットの組み合わせを活用しています。最も効果的な方法を用いて受講者のニーズにお応えすることが私達のゴールです。
生涯有効を目指して
- メディック・ファーストエイド®の訓練プログラムには中核をなすトレーニング哲学が内在しており、コースのデザインやプレゼンテーションに影響しています。これらの哲学が効果的で実効性の高いインストラクション・システムを作り上げています。
- ストレスの低いトレーニング−妥当なレベルのパフォーマンスの観察や肯定的なコーチングのようなテクニックは、受講者をより快適な状態で訓練し、実際の緊急時の備えが一層整うようにデザインされています。
- 楽な習得−参加者に親しみやすい教材を活用した、見る、聞く、実行する、話す、感じるという分かりやすいデザインが、コースの習得を楽にしています。
- 充分な実習−習得時間の大半を実際の訓練に費やすことで、習得したスキルの記憶時間が最大限になります。
- シナリオ・ベースの練習−独特のトークスルー・シナリオ練習が、シミュレートされた緊急事態で現実的な判断能力を養い、現場で実行する勇気と自信をつけてくれます。
- 結果重視の評価−受講生のスキル評価は、たった一つの厳格な解決法(テクニック)にこだわるのではなく、状況によって適切な解決法を選択し、状況を合理的な手当てに導く能力について評価されます。
- 自己発見−MFAの訓練プログラムは、独特のデザインのスキル練習で小グループに分かれた受講生が互いに教え合い、プログラムの理解および習得を最大限にします。
適応性のあるデザイン
生涯教育としてのデザイン
メディック・ファーストエイド®はストレスの低い、受講者志向の学習環境を提供するユニークな指導デザインで有名です。様々な応急手当の現場に合わせて救助の巾を広げられるデザインです。応急手当の基本はコアプログラムで習得し、サプルメント・プログラムで救助の巾を広げて下さい。
メディック・ファーストエイド®が世に出した「初めて」の数々
革新的であることが私達の基準です。
- MFAは常に革新的にCPR/ファーストエイド訓練プログラムを追求しています。業界のリーダーとしての高い評価は、献身的な努力とパイオニア・スピリットのたまものです。業界のリーダーとして私達は創設以来、数々の「業界初」を送りだし、MFAの利用者の高い評価を得て参りました。下記のリストは業界初のほんの一部です。
- CPRとファーストエイドを体系的に組み込んだ、一日で修了できる斬新な応急手当プログラムを初めて開発し、この手法が業界内でもスタンダードなものへと普及しました。
- 受講生へのストレスを軽減して、実際の救急現場でケアを施してくれる救助者を育てるため、応急手当プログラムから初めて筆記試験を排除しました。
- ビデオ、インストラクターのデモンストレーション、そして受講生の実習と続く教育手法を業界で初めて発表しました。現在ではこの訓練方法が非常に効果の高いものと認識されています。
- 救急隊が現場で行う応急手当てと同じ順番で一般市民に救急法を教え、医療従事者へ引き継ぐというケアの継続モデルを開発したのも業界初の試みでした。
- 必要性を早くに認識し、一般市民向けのAEDコースを業界で初めて発表しました。
- AEDの機種別のビデオプログラムを初めて発表し、ユーザーが使用するAEDと同じ環境での講習を可能にしました。現在ではコア・プログラムにAEDが組み込まれています。
MFAの訓練プログラム
現在日本で提供しているMFAプログラムには以下があります:
コア・プログラム
- ベーシック、ベーシックプラス
- チャイルドケア、チャイルドケアプラス™
- ケアプラス™CPR、ケアプラス™CPRとAED
サプルメント・コース
- エマージェンシー・ファーストエイド(CPR/AED以外の応急手当て)コース
- 緊急酸素サプルメント・コース
- 「血液感染性病原体」プログラム
- スポーツ医学サプルメント・コース(限定的に提供中)
インストラクター用プログラム
- 各種MFAプログラムのインストラクターレベル教材
(講習用VHS/DVD、インストラクターガイド他)
各種MFAプログラムについての詳細はMFAの訓練プログラムをクリックして下さい。
MFAのエッセンシャル・スキル
メディック・ファーストエイド®(略称MFA)プログラムは、救急の現場から救急医による医療手当までの「手当の連続」を可能にすることを目標に、蘇生法と救急法の両方の基本スキルを同時に教えます。肯定的な指導法と繰り返し練習する手法で、プレ・アンビュランスケアの必要スキルが短時間で自然に体得できます!
指導方法は、従来型のリニアベース(フローチャート方式)ではなく、マップベースで応用力を高めます。つまり、前もって定められた道をたどるのではなく、
臨機応変に対応できる能力を高めます。
- 二次災害、感染防止
救助者自身の安全確保。
- 初期の評価
患者が何を必要としているかを知るための観察方法。
- 人工呼吸―呼吸停止への対処。
- 救助者1人のCPR
呼吸停止、心拍停止への対処法。
- 異物による気道閉塞の管理
のどに異物が詰まった時の対処法。
- 出血のコントロール
出血のタイプを判断し、出血を抑えるためのテクニック。
- ショックの管理
ショックの予防と手当。
- 初期ケアの継続
救急隊に引き渡すまで続けるべきケアの習得。
- 病気の評価と対処
病気の兆候の認識、急病人へのアプローチ法とケアを習得。
- 1ケガの評価と対処
ケガ人への対処法とケアをケースバイケースで練習。